本田 夏菜美(ほんだ かなみ)

院長/内科・消化器内科・内視鏡担当医

略歴

  • 新潟大学 医学部 卒業
  • 横浜市立大学医学部附属病院 初期研修
  • 労働者健康安全機構 横浜労災病院 消化器内科
  • 国際医療福祉大学 熱海病院 消化器内科
  • 富士フイルム健康管理センター 内科
  • 湘南藤沢徳洲会病院 内科初診外来 非常勤医師
  • 湘南東部総合病院 消化器内科 非常勤医師

資格・所属学会

  • 日本専門医機構認定 内科専門医
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
院長 本田 夏菜美

診療理念と開業への思い

群馬県で生まれ、新潟大学で学び、初期研修から神奈川県で勤務医としてのキャリアを積んできました。父が消化器内科医として地域医療に尽力する姿を幼いころから見ていたこともあり、自然と横浜市立大学の肝胆膵・消化器病学教室に進み、県内の基幹病院で経験を重ねました。

海や山、自然と都市が調和する神奈川の暮らしやすさに惹かれ、家族とともにこの地で生活する中で、「もっと身近に医療へアクセスできる環境を作りたい」という思いが強くなっていきました。

子育て世代や現役世代の方々にとって、平日に通院や検査を受けることは決して簡単ではありません。特に土日に診療や検査が可能なクリニックは限られており、「いつの間にか後回しになってしまった医療」が、時に取り返しのつかない結果につながってしまう現実も目の当たりにしてきました。

また勤務医時代には、健康診断や日常診療で異常が見つかっても、CTや腹部エコーなどの精密検査を受けるために、患者さんが総合病院を紹介され、長時間かけて通院する姿もたくさん見てきました。大切な時間を費やして複数の病院を受診する負担を少しでも減らせるように、当院では可能な限りその場で検査・診断・治療までを完結できる環境を作りたい。

“自分が本当に受診したくなる、家族にも紹介したくなるクリニック”を目指して、この茅ヶ崎の地で開業することを決意しました。

院長 本田 夏菜美

女性の視点で、人生に寄り添う医療を

父が医師だったことから医療は身近な存在でしたが、私自身が進路を選ぶ上で最も影響を受けたのは母の生き方でした。結婚、妊娠、出産、転居など、女性のライフステージには多くの変化が伴います。だからこそ、年齢や時期ごとに変化する体の不調や悩みに、同じ女性の視点から丁寧に向き合いたいと考えるようになりました。

医師という職業は、どんなライフステージでも社会に貢献し続けられる可能性がある点にも大きな魅力を感じています。

内視鏡診療の魅力は、検査でありながら同時に治療でもあることです。早期に実施することで胃がんや大腸がんのリスクを減らすことができ、経験を積むほど技術が研ぎ澄まされていく。患者さんの未来に直結するこの分野に、今も深く惹かれています。

院長 本田 夏菜美

女性内視鏡医としての役割

特に下部消化管(大腸)の内視鏡検査は、「恥ずかしい」「怖い」「痛そう」といったイメージから、女性にとって受診のハードルが高い検査のひとつです。実際、大腸がんは女性のがん死亡原因の上位であるにもかかわらず、検査を受ける機会が少ないのが現状です。

消化器内科は男性医師が多い分野でもあり、女性内視鏡医である私だからこそ、安心して検査に臨んでいただける場面があると感じています。「女医の先生だから安心して受けられた」「こんなに楽に検査ができるなら、もっと早く受ければよかった」――そんな声をいただくことが、何よりの励みです。

勤務医時代にも、女性医師による内視鏡検査を希望して遠方から来院される方が多く、予約がすぐに埋まってしまう状況でした。その経験から、より多くの方に安心して検査を受けていただける環境を自らの手で作りたいと強く思うようになりました。

また、大腸内視鏡検査では肛門疾患が見つかることも多く、診療や処置の際に同性の医師であることが心理的負担を軽減し、早期発見・早期治療につながると実感しています。

もちろん男性の患者さんにとっても、大腸内視鏡検査は早期発見・早期治療のために非常に重要です。性別にかかわらず、安心して検査を受けていただけるよう配慮していますので、どうぞ遠慮なくご相談ください。

院長 本田 夏菜美

勤務医時代に多く診てきた疾患・こだわり

  • 生活習慣病や喘息治療を含む総合内科外来
  • 逆流性食道炎、早期胃がん、大腸ポリープ、大腸がんの内視鏡診断と治療
  • 鎮静剤を用いた苦痛の少ない内視鏡検査・治療の実践
  • 脂肪肝・肝機能障害に対する生活指導・栄養指導・薬物治療

今後に向けて

「検査が苦手」「病院は怖い」「何科に行けばいいかわからない」――そんな方にも気軽に足を運んでいただける、地域に開かれたクリニックでありたいと考えています。
消化器疾患だけでなく、生活習慣病や睡眠の悩みなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。皆さまの人生にそっと寄り添えるような医療を、これからも提供してまいります。

―― ちがさき内視鏡と内科の総合クリニック 院長 本田夏菜美

本田 浩平(ほんだ こうへい)

副院長/循環器内科・一般内科 担当医

略歴

  • 慶應義塾大学 商学部 入学
  • 東海大学 医学部 編入・卒業
  • 横浜労災病院 循環器内科
  • 国際医療福祉大学熱海病院 循環器内科
  • 小田原市立病院 循環器内科
  • 湘南東部総合病院 循環器内科

資格・所属

  • 日本専門医機構認定 内科専門医
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本抗加齢医学会 専門医
  • 日本睡眠総合検診協会 CPAP療法士
  • 日本医師会認定 産業医
  • ACLSプロバイダー

得意な疾患・治療分野

  • 狭心症・心筋梗塞に対するカテーテル治療
  • 不整脈に対するカテーテルアブレーション、ペースメーカー治療、薬物療法
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するCPAP療法
  • 心不全・高血圧・脂質異常症・糖尿病に対する薬物治療・生活習慣指導
院長 本田 浩平

医師ではない人生を選んで、あらためて気づいたこと

私は医師の家庭に育ちましたが、最初から医師を目指していたわけではありませんでした。 両親はともに医師で、昼夜を問わず患者さんのために働く背中を見て育ちました。その姿に尊敬の気持ちはありながらも、「医師という仕事はとても大変そうだ」と思っていたのも事実です。

そこで私は、いったん医学とは異なる道を選び、慶應義塾大学の商学部に進学しました。社会のしくみや経済を学びながら、自分が将来どう生きていきたいのかを考える日々でした。

その中で気づいたのは、「目の前の誰かの役に立ちたい」という思いでした。自分の手で誰かの命や生活を支える仕事がしたい。そう考えたとき、私の中で自然と医師という選択肢が浮かび上がりました。

改めて、自分自身の意志で「医師になろう」と決め、東海大学医学部に編入し、新たな道を歩み始めました。

院長 本田 浩平

循環器内科との出会いと、揺るぎない使命感

大学卒業後の研修医時代では内科・外科・整形外科・産婦人科など、さまざまな診療科を経験しました。その中でも、強く心を惹かれたのが循環器内科でした。

止まりかけた心臓が、自分の手で行ったカテーテル治療によって再び力強く動き出す。命の危機を乗り越えた患者さんが笑顔で退院される。

そんな場面に立ち会うたび、「自分はこの仕事がしたかったのだ」と心から感じるようになりました。

循環器内科は、命に直結する緊急性の高い疾患を扱うため、夜間・休日の緊急対応や病院に泊まり込むような場面も珍しくありません。それでも、この分野を選んだことに一切の後悔はなく、大きなやりがいと喜びを感じています。

同時に、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)や睡眠時無呼吸症候群といった疾患が、心臓病や脳卒中のリスクを高めることも多くの現場で実感してきました。「病気を治す」だけでなく、「病気を未然に防ぐこと」の大切さを、これからも伝えていきたいと思っています。

院長 本田 浩平

茅ヶ崎で目指す、“これからのかかりつけ医”のかたち

これから私が目指すのは、「地域に根ざしながらも、一歩先を見据えた医療」です。
当院は「内視鏡クリニック」としての専門性はもちろんのこと、「内科の総合クリニック」としての役割も大切にしています。総合病院レベルのCT検査、内視鏡治療といった先進的な医療技術を備えつつ、単なる症状の治療だけでなく、未来の不安まで含めた“予防と安心”を提供することを目指しています。
特に高齢化が進む現代においては、一人の患者さんが複数の診療科にまたがる病気や悩みを抱えていることが少なくありません。当院では、循環器・消化器・糖尿病・呼吸器・睡眠障害など、幅広い分野に対応できる体制を整え、「どの科にかかればよいかわからない」と悩まれる方にも、安心してご相談いただける真の“内科の総合クリニック”を目指しています。
「なんとなく不安がある」「検査を受けた方がいいか相談したい」「症状は軽いけれど専門の先生に話を聞いてみたい」――そんなお気持ちでも、どうぞ気兼ねなくご相談ください。
これまでの経験を活かし、皆さまの生活がより安心で健やかなものになるよう、全力でサポートいたします。

―― ちがさき内視鏡と内科の総合クリニック 副院長 本田浩平

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