「いびきがうるさい」「夜中に何度も起きる」…それ、病気のサインかもしれません。
いびきや熟睡感のなさ、起床時の頭痛、日中の強い眠気、夜間頻尿など、思い当たる症状はありませんか? こうした症状の背後には、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**が隠れていることがあります。

SASを放置すると、高血圧、心房細動などの不整脈、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳梗塞などを引き起こすリスクが高まり、10年で30%が死亡に至るというデータも報告されています。 とくに、カテーテル治療歴のある方や循環器疾患をお持ちの方は、慎重な評価と治療が必要です。
当院では、**自宅で行える精密型の睡眠検査(ポリソムノグラフィー:精密PSG)**を導入し、通院の負担なく正確な診断が可能です。 さらに、鼻腔通気検査や副鼻腔CTによる評価も行っており、総合的な観点から治療方針を立てることができます。

このような症状・背景に心当たりはありませんか?

  • 家族に「いびきがうるさい」と言われる
  • 呼吸が止まっていると指摘された
  • 夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
  • 朝すっきり起きられない、日中に眠くなる
  • 起床時に頭痛や口の渇きを感じる
  • 肥満、高血圧、糖尿病を指摘されている
  • 不整脈(心房細動)や狭心症・心筋梗塞など循環器疾患をお持ちの方
  • 心臓カテーテル治療を受けたご経験のある方

いずれかに該当する方は、とくに慎重な評価と治療が必要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

眠っている間に何度も呼吸が止まる病気です。 脳や体が酸素不足になり、知らないうちに心臓や血管に大きな負担がかかります。
放置すると命に関わる病気に発展することも。

  • 高血圧、心房細動などの不整脈
  • 狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患
  • 脳梗塞、認知機能低下
  • 交通事故リスク(居眠り運転など)
  • 10年で約30%が死亡するとの報告も

当院での診療の流れ

初診・問診

症状や生活習慣、既往歴を丁寧に伺い、適切な検査をご提案します。
初診・問診

1

自宅での睡眠検査

当院では以下の2段階の睡眠検査に対応しています。

  • 簡易PSG(簡易型ポリソムノグラフィー):睡眠時無呼吸症候群の診断に有効。ご自宅で1晩装着。
  • 精密PSG(フルポリソムノグラフィー):本来は入院施設で行う検査ですが、当院では自宅での精密PSGも可能。
    簡易PSGでSASと診断された方に対して、精密検査を追加実施し、保険診療にてCPAP導入可能かを判断します。
自宅での睡眠検査

2

診断・治療のご提案

検査結果に応じて、以下の治療を個別にご提案します。

  • CPAP療法(保険適用、機器レンタル管理)
  • 鼻腔通気評価、耳鼻科的評価(必要時)
  • 循環器疾患を含めた全身の合併症評価
  • 副鼻腔CTによる評価(当院で撮影可能)
  • 生活習慣改善指導、管理栄養士による栄養指導
診断・治療のご提案

3

定期的なフォローアップ

CPAP導入後は月1回の診察で機器管理と治療評価を実施します。

定期的なフォローアップ

4

当院の睡眠・いびき外来の特徴

  • 循環器疾患を熟知した専門医による診療
  • 自宅での精密PSG検査が可能(全国的にも稀)
  • CPAP導入から管理まで当院で一括対応
  • 副鼻腔CT・鼻腔通気検査にも対応
  • 生活習慣病との一体管理が可能
  • 女性医師による診察対応あり(羞恥心にも配慮)
  • 完全予約制・土日診療対応・駐車場完備

よくあるご質問

Q.いびきがあるだけでも診てもらえますか?
はい、いびきは重大な病気のサインであることが多いため、気になる方はお気軽にご相談ください。
Q.精密な検査は入院が必要ですか?
当院では、自宅でできる**精密PSG(ポリソムノグラフィー)**を提供しています。通常は入院が必要な検査ですが、ご自宅で完結できます。
Q.CPAP療法の管理はしてもらえますか?
はい。導入、機器設定、毎月の効果判定まですべて当院で対応します。

医師の声

循環器内科医からのメッセージ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、単なる「いびきの病気」ではありません。
夜間に繰り返される無呼吸は、心臓や血管に大きな負担をかけ、高血圧、不整脈、狭心症、脳卒中などの重大な循環器疾患のリスクを高めます。
一般外来でも、「高血圧がなかなか改善しない」「心房細動が再発した」などの背景に、SASが潜んでいたケースが少なくありません。
当院では、自宅でできる精密検査やCPAP治療を通じて、循環器疾患の予防まで見据えた医療を提供しています。 このページが、ご自身の健康を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

循環器内科医 本田浩平

女性医師(院長)からのメッセージ

これまでの診療を通じて、「いびき」や「眠れない」悩みを抱えながらも、恥ずかしさや不安から受診をためらっていた女性の患者さんと多く出会ってきました。
睡眠時無呼吸症候群は、決して男性だけの病気ではありません。女性でも、やせ型の方でも、ストレスや年齢などで発症することがあります。
実際に当院では、内視鏡検査時の鎮静中に強いいびきをかかれていた方に対し、念のため簡易検査を行ったところ、重度の睡眠時無呼吸症候群が判明したケースもありました。

当院では、羞恥心に配慮した内視鏡や検査体制、女性医師による診察対応を行っており、安心してご相談いただける環境を整えています。「自分のことかな?」と思った方は、ぜひ気軽に一歩を踏み出してください。生活の質が、きっと大きく変わります。

院長・消化器内科医 本田夏菜美

ご予約はこちらから

当院の「睡眠・いびき外来」は【完全予約制】です。
WEB予約ページにアクセス後、「睡眠・いびき外来」をご選択ください。

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